①創外固定器のみ | ②LON法(創外固定器+髄内釘) | ③PRECICE法(髄内釘のみ) |
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コストが安い | コストがやや高い | コストが高い |
創外固定器が必要 | 創外固定器が必要 | 創外固定器が必要ない |
創外固定器を外すまでの期間が長い | 創外固定器を外すまでの 期間が短い |
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強度はLON法より劣るが、比較的早期に負荷がかけられる | 強度が強いため、早期に負荷がかけられる ⇒社会復帰がしやすい |
強度が弱いため、早期に負荷がかけられない (器具のトラブル) |
延長中の骨が変形しやすい | 延長中の骨が変形しにくい | 延長中の骨が変形しやすい |
変形した際に矯正ができる | 変形した際に矯正ができる | 変形した際に矯正ができない |
国に認可されている | 国に認可されている | 国に認可されていない |
当クリニックでは上記の各特徴から
より安全でより社会復帰の早いLON法をおすすめしております。
髄内釘の内釘を使用すると創外固定器を外すまでの期間が短縮できます。
髄内釘を併用すると創外固定器は約3~4ヵ月で取り外せます。骨の成熟・完成を待たずに創外固定器を外して日常生活に戻れる大きなメリットがあります。
普通にズボンも履けますし、会社にも出勤できます。
ただし、髄内釘併用の延長では、ごく稀にピン感染が髄内釘に波及し骨髄炎に至ることがあります。その場合、感染を治療するには非常に時間がかかる場合があります。
髄内釘の刺入は、創外固定器をつける際に同時におこないます。この手術のときに髄内釘を骨髄の中に入れ、ネジで固定します。
髄内釘上部だけ固定し、下はフリーにしておきます。創外固定器で骨が延長される際、髄内釘は中に残った状態で骨が延長されていきます。
予定していた骨延長ができたところで、髄内釘の下の方もネジで固定して創外固定器を外します。同時に脛骨と腓骨をスクリューで固定します。(創外固定器を外すまで約3~4カ月かかる)
髄内釘には最初から固定用のネジ穴が開けられており、固定は小さな手術ですみます。
髄内釘の固定力で延長した骨は徐々に安定していきます。髄内釘は創外固定器とは違い日常生活に支障を与えないため、きちんと安定するまで抜く必要はありません。(髄内釘抜去まで約6カ月~2年かかる)
正面 | 側面 |
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レントゲン写真 | レントゲン写真 |
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4cm延長後 | 4cm延長後 |
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創外固定器抜去後 | 創外固定器抜去後 |
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髄内釘抜去後 | 髄内釘抜去後 |
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