田中 雄一朗Dr
資格
- 日本内科学会認定内科医
- 日本消化器病学会専門医
- 日本消化器内視鏡学会専門医
広島大学医学部を卒業後、広島大学病院などで研鑽を積んできた消化器内科医です。
内視鏡検査の実績
30,000件以上
消化器専門医によるピロリ菌外来
日本では胃がんの患者さんの約99%に、ピロリ菌感染が関わっています。そのため、胃がんのリスクを減らすためには、ピロリ菌の感染にどれだけ早く気づけるかどうか、そして、感染している場合は適切に除菌をすることがとても重要です。
当クリニックでは、ピロリ菌外来を行っております。
ピロリ菌とは?
ヘリコバクター・ピロリ菌といい、胃粘膜に棲みつくらせん状の細菌のことです。
ピロリ菌は一度感染するとほとんどの人が除菌するまで胃の中で生き続けます。
ピロリ菌が胃に長期間感染し続けることで慢性胃炎を引き起こし、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃がんが発生する危険性が高くなることが分かっています。
もしピロリ菌に感染していることが分かった場合は、積極的に除菌することをおすすめしています。
当クリニックの除菌方法
まず胃カメラでのピロリ菌検査(迅速ウレアーゼテスト)でピロリ菌の感染の有無を確認します。
ピロリ菌感染が確認されましたら1週間薬を飲んでいただきます。
1次除菌で約90%、2次除菌で約99%の確率で除菌できるとされています。
ただし除菌をしたからといって胃がんのリスクはゼロにはなりません。
ピロリ菌感染により引き起こされてしまった胃粘膜の萎縮(慢性萎縮性胃炎)は完全には元に戻らないため、胃がんになる可能性はピロリ菌がいなかった人と比べると高いと考えられます。
除菌後も定期的に胃内視鏡検査を受け、胃の状態を確認しましょう。
日本人のピロリ菌感染者の数は約3,500万人といわれていますが、感染者のほとんどの方は自覚症状がないまま生活をしています。
ピロリ菌に感染し胃に病気が発症すると次のような症状を感じることがあります
- 空腹時の胃痛
- 食後の腹痛
- 食欲不振
- 胃の不快感
- 胃もたれなどの胃の症状を繰り返す
但し、無症状の方も多くいます!
ピロリ菌は胃がんの危険因子の一つであり、感染している状態を放置することは危険です。50歳以上の方は約70%が感染しているといわれています。胃内視鏡検査を受けたことがない方は、一度自分がピロリ菌に感染しているかどうかを調べることをお勧めいたします。
まずは一度お気軽にご相談ください。