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リウマチ科

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関節リウマチはどんな病気?

関節や関節の周囲の骨・腱・筋肉などに痛みが起きる病気をまとめて“リウマチ性疾患”とか単に“リウマチ”と呼びます。一般的にリウマチといえば“関節リウマチ”のことを指します。関節リウマチの免疫の異常により主に手足の関節が腫れたり痛んだりする病気です。進行すると骨や軟骨が壊れて関節が動かせなくなり、日常生活が制限されます。

関節リウマチの原因

原因ははっきりとされていませんが、遺伝的要因や細菌ウイルスの感染などと考えられています。

関節リウマチの症状

関節に起こる症状

朝のこわばり(指などの関節がつっぱって思うように曲げにくくなる状態)が特徴的です。左右対称に関節が慢性的に腫れて痛みます。手足の指や手首に発症しやすい。

全身に起こる症状

症状は進行していくと関節だけではなく全身にも表れます。

【皮下血節・だるさ・肺の炎症・貧血・目の炎症・血管の炎症】

症状が出やすい部分
手指症状
関節症状

関節リウマチを疑うポイント!

  • 朝のこわばり
    (朝起きた時に痛みがあり動かしにくいが起きてから30分~1時間で普段通りに動くようになる)
  • 関節に痛みがあり腫れている(特に手の指の第2関節)
  • 手足にしびれがある
  • 全体的に倦怠感がある
  • 微熱が続く

3つの治療法

薬物療法

炎症が関節の変形を誘発するので、MTX(メトトレキサート)や生物学的製剤で炎症をコントロールします。MTXはリウマチの原因である免疫の異常に作用して病気の進行を抑える働きがあります。場合によってはステロイドの注射とNSAIDs(非ステロイド性抗炎症剤)の併用が効果的です。

運動療法

症状が進行して手足が動かしにくくなっている場合はリハビリテーション療法が必要になります。関節は動かさないと周囲の筋力が低下し、動かせる範囲も狭くなり日常生活が不便になります。炎症が強い時は痛みのコントロールを図り、落ち着いてから関節の動きや筋力を回復させます。運動療法の目的は関節や筋肉の機能を守り日常生活の質を維持することです。

手術療法

症状が進行してしまい、薬物療法と運動療法を行っても「痛みが改善されない」「薬による効果がみれない」「日常生活にも支障がでてきた」といった場合には手術(人工関節置換術)を行うことがあります。人工関節置換術とは関節の損傷した軟骨や骨の表面のみを削り、特殊な金属やポリエチレン・セラミックなどでできた人工関節に置き換える手術です。

30代から40代の女性に多い!

特に30~40代の女性に発症します。女性に発症率が高い理由に女性ホルモンが関係しているとされています。女性ホルモンは関節の破壊を進行させる炎症成分を活性化すると考えられているためです。原因が不明のため、予防法はありませんが、栄養と休息が必要であるとされています。

当クリニックには日本整形外科学会認定リウマチ専門医が在籍しております。関節痛や原因のわからない発熱などでお悩みの方はお気軽にご相談下さい。